無水調理鍋と圧力鍋の違いとは？どっちを選ぶ？？向いている料理も！
あなたのキッチンにはどんな調理器具がありますか？
普段調理をしていく中でそろそろ無水調理鍋や圧力鍋を欲しいなと考えている方もおられるのではないでしょうか。
煮込み料理が得意なこの2種類のお鍋ですが、では無水調理鍋と圧力鍋って具体的にどう違うのか、どう使い分けたらいいのか、あなたはご存じでしょうか。
今回は普通のお鍋とはちょっと異なるこの2種類のお鍋の違いについて掘り下げてお話していきたいと思います。
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圧力鍋とは？
圧力鍋とは、お鍋の中に圧力を加えることで普通の鍋よりも高温で調理することができ、料理の時間を短縮できる調理器具のことをいいます。圧力鍋の魅力は何といっても短時間で食材を柔らかくできることです。完全密閉した鍋に蒸気を閉じこめながら加熱することで鍋の中を100℃以上の高温と高圧状態にして調理します。魚の骨も柔らかくなるので小骨が多い魚も丸ごと食べることが可能です。どうやって圧をかけるのかというと、ガスコンロやIHで加熱する圧力鍋は、蓋が特殊な構造をしています。おもり式とスプリング式があり、おもり式は蓋についている蒸気口を金属製の重りでふさいでいるのが特徴。加熱をはじめ蒸気が出はじめると蒸気口に搭載した重りの揺れる音がします。
一方スプリング式の圧力鍋は蒸気口にスプリングを入れてばねの力で圧力を調整するタイプです。圧力の強さを調整しやすい反面圧力がかかり始めたタイミングがわかりにくいため料理に慣れている人に向いています。また、スプリング式は静かに調理ができるのも魅力。蒸気が殆どでないので蒸気漏れをおさえられます。
無水調理鍋とは？
無水調理鍋とは、「無水」という名の通り余計な水を入れずに調理ができるお鍋のことです。一般的なお鍋と比較すると蒸気口がなく、機密性が高くなるよう設計されています。食材から出る水分を鍋の中に閉じ込めておけるため、余計な水を加えずに調理をすることが可能になります。鍋の中には水の膜ができ、その膜が鍋の中の圧力を高めて高温状態を維持してくれます。そのため、たっぷりのお湯でぐつぐつ煮なくても均一に火が通るという仕組みです。余計な水を使わずに調理ができるので、食材の旨味を最大限に引き出すことが魅力となっています。もちろん一般的なお鍋としても使えるので煮るだけでなく焼く・蒸す・炒めるといった調理方法も可能な使い勝手抜群のお鍋になっています。
圧力鍋と無水調理鍋の違いとは？
無水調理鍋も「鍋の中の圧力が高まる」と言われると、圧力鍋と似ているように感じますが、基本的にはどちらも得意メニューが似ており、圧力鍋でも無水調理は可能ですし、調理時間も圧力鍋が一般の鍋と比較して調理時間1/3-1/4なのに対して無水調理鍋はそこまでの時短にはならず、むしろ、弱火でじっくりうまみを引き出していく手法です。
大きな違いは蓋の形状です。圧力鍋はゴムパッキンで鍋の機密性を高めているのに対し、無水調理鍋は蓋の重みで密封します。圧力鍋には蒸気口におもりやスプリングがついたりと複雑な仕組みになっている一方、無水調理鍋は構造がシンプルです。
圧力鍋と無水調理鍋どっちを選ぶべき？
時短か手軽さかで選ぶ
圧力鍋と無水調理鍋、得意料理は似ていますが、例えば小豆など豆を煮る場合、時間がかかりますね。そのように長時間煮る必要のある食材を時短で調理をしたいときは圧力鍋が便利です。そうなると、じゃすべて圧力鍋でいいのでは？というお声も聞こえてきそうですが、無水調理鍋にはＰＡＰＩＬＬＯＮのように圧力鍋よりも軽量のものが存在し、軽量ゆえとても扱いやすく、また蓋がシンプルなのでお手入れも楽ちんです。なので、日常使いもしたくてなおかつ無水調理も楽しみたい方には無水調理鍋があると便利です。一方、煮込み料理全般時短で仕上げたいという方には圧力鍋をお勧めします。
煮込み料理の時短料理という観点からいくと圧力鍋の方が通常料理よりも1/3-1/4の時間で済みます。
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料理で選ぶ
料理別で無水料理鍋と圧力鍋を使い分けたいという方は、例えば水分の多い野菜でうまみを引き出した調理がしたい場合は無水調理鍋で、また豚の角煮など肉料理や、魚の骨ごと柔らかくしたい場合は圧力鍋を利用するなどしてみてはいかがでしょうか。
野菜は野菜そのものの水分が多く含まれている大根や玉ねぎ、トマトや白菜などを使っていくと余計な水を使わずに野菜そのものの水分で十分美味しい蒸し野菜や煮込み料理を作る事が出来ます。特にカレーを作る際は玉ねぎや人参の他、トマトもたっぷりいれていただけると野菜本来の旨味を際立たせたコク深い無水カレーを堪能出来ます。
また、無水調理鍋も圧力鍋もどちらもご飯を炊くことが可能です。無水調理鍋の場合はお米が沸騰→煮る→蒸らすまですべて入れると40分程度かかります。それに対して圧力鍋は煮る時間が短縮出来る為20分ほどで完成します。ご飯を早く炊きたい場合は圧力鍋がおすすめです。
圧力鍋を無水調理鍋として使えるのか
圧力鍋を無水調理鍋として使うことも可能ですが、注意したいことは焦げ付きです。というのも、圧力鍋は蒸気口から蒸気が出ていくため、少なからず鍋中の水分は失われて行っています。また、圧力鍋は食材に圧力がかかるので、特におでんや煮物などに入っている練り物は圧がかかることにより小さくしぼんでしまうため、見た目としてあまりよろしくありません。
また、圧力鍋の素材はステンレス製が多く、特にオールステンレスは焦げ付きやすい傾向にあるので、調理はじめの火力調整が重要となります。
使いはじめに注意する、またある程度水分のある料理を作るなど工夫をしてみてください。
無水調理鍋と圧力鍋の特徴を知って上手に選ぼう
いかがでしたでしょうか。無水調理鍋と圧力鍋、それぞれ得意料理は似ているようで、扱い方やその特徴が異なります。水分の多い野菜類の旨味を引き出したい、また日常の鍋としても活用したい場合は無水調理鍋、煮込み料理時間の短縮をメインで考えている場合は圧力鍋を活用するなどその時々に応じて選ばれるといいですね。どちらも魅力的な無水調理鍋と圧力鍋。それぞれの特徴を知った上で是非日々の食事作りにお役立てください。
＊こちらのページも参考に⇒無水調理鍋のお手入れ方法とは？アルミやステンレス等素材ごとのお手入れも解説！ – FlapLuck
PAPOLLON鍋は表面をセラミック加工されているアルミ製のお鍋です。
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