アルミ鍋とステンレス鍋の見分け方は?様々な見分け方をご紹介
お鍋はご家庭ならどこも数個は持ち合わせている事が多いと思います。しかし皆さん、ご自宅のお鍋の素材は何でできているか、すぐに回答出来ますか?特にアルミ鍋とステンレス鍋は見た目が似ていて区別が付きにくいものです。正直私は見ただけでは区別が付きませんでした。今回はそのアルミ鍋とステンレス鍋の見分け方をご紹介していきたいと思います。
アルミ鍋とステンレス鍋の見分け方
色や光沢 見た目でわかるアルミ鍋とステンレス鍋の見分け方
まずアルミですが、アルミは空気によって非常に酸化されやすい素材です。その為さびやすいのですが、鉄と異なり茶褐色になるという事はありません。白い粉がでたり黒ずんできて、最終的には穴が空いてしまう「腐食」という状態が起こります。
腐食防止として表面全体へ金色、銀色などの色の付いた加工がしてあることが殆どで、わかりやすい表現でいうと銀色は一円玉のようにくすんだマット色で光沢がありません。
またアルミは軟らかい素材なので押すとペコペコとへこむ事もステンレスと見分ける特徴の一つです。
スレンレス製の鍋はアルミと比較すると硬いので傷が付きにくく丈夫です。そして見た目はつやつやと光沢があることが特徴です。ぱっと見間違えてしまいやすいですが、よくよく見ると色の違いに気づいていただけるかと思います。
アルミ鍋とステンレス鍋の手に持った時の重量感での見分け方
アルミ鍋とステンレス鍋は持ってみたときの重さが全然違います。
まず軽いのはアルミ鍋です。素材の重さでいうとアルミニウム合金の比重は2.7程度、一方ステンレス銅の比重は7.9程度と同じ体積での重量は約3倍の違いがあります。
そのため、もし見た目で判断が付きにくい場合は手に取ってみてください。
一般的にアルミ鍋は持って見たときに予想よりもふわっと、反対にステンレス鍋はずっしりとした重さを感じます。
料理をする際にお鍋の重さをネックに感じている方であれば、小さな鍋はスレンレス、大きめの鍋はアルミにするなど使い分けをするのもいいですね。
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アルミ鍋とステンレス鍋がマグネットで見分けられる?磁石がつくかどうかの違い
アルミ鍋なのか、ステンレス鍋なのか、実は磁石の力をかりると簡単に見分ける事が出来ます。アルミは磁石にはつきません。
一方ステンレスは鉄とクロム、ニッケルの3種類の金属から出来ています。
そのうち、鉄とクロムで出来ている物は比較的磁石はくっつくので、ステンレス製だと見分ける事が容易に可能です。
しかし鉄、クロムに加え、ニッケルが入っている物、また鉄の割合が低いものは磁石にはくっつかない為注意しましょう。
お湯を沸かす事によるアルミ鍋とステンレス鍋の見分け方
最後にお湯を沸かした際にアルミ鍋かステンレス鍋なのか、簡単に見分ける事が出来るのでご紹介します。
鍋のお湯が沸いたら、鍋を少し傾けてみてください。
すると、ジュッと鍋の表面で音が出るようだったステンレスです。アルミ製だとこの音がしないのです。
その理由として、熱伝導性にあります。アルミは熱伝導が非常に高い素材なので、お湯を沸かした時、鍋全体が同じ温度になります。そのため傾けても焼き石のような状態にはなりません。
対してステンレスは熱伝導効率が悪く、少量のお湯を沸かしたステンレス鍋は温度が均一にはなりません。特にお湯が入っていない部分は空焚き状態になるため、お湯が入っている部分よりも温度が上がり、傾けたときに「ジュー」と焼ける音がします。
特に醤油味で煮詰めている時にまぜることで側面に醤油のシミが残る経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。
アルミ鍋とステンレス鍋のメリット・デメリット
アルミ鍋のメリットはなんといってもその軽さです。軽量なので軽々と持つことができ、調理のときに感じる調理器具の重さに悩んているかたにはとても喜ばれる素材です。また、熱伝導性に優れるため、時短料理をしたい方にも向いているお鍋です。デメリットとしては腐食や酸化がしやすいので、調理後は早めに洗浄、水分をよくふき取ってから保管しましょう。
また、素材が柔らかいので、落としたりなど強い刺激を与えると変形することもありますのでご注意ください。
ステンレス鍋はアルミ鍋に比べて素材が固く傷がつきにくいです。見た目もきらきらと光沢がありとても美しいですね。デメリットとしては、熱伝導率が低いため、素早く調理をしたいときなどには向かない素材です。保温力が高いため、じっくりゆっくり煮込みたい場合には重宝します。
アルミ鍋とステンレス鍋の見分け方を知って上手に選ぼう
鍋の素材がアルミニウムかステンレスかを見分ける方法についてお伝えしてきました。
色や光沢、磁石に付くかの有無もありますが、それでも判断出来ないときは実際に手に取ってみると重さの違いで区別できるのではないでしょうか。
お湯を沸かしてみるのも簡単に素材を知る方法のひとつですね。
軽くて熱伝導性の優れたアルミ鍋はお湯を沸かしたり炒め物をする時に、反対にずっしりと重量感があり保温性に優れたステンレス鍋はカレーなど煮込み料理に向いています。
以上のように鍋の素材によって向いている料理が違ったり、洗い方、取り扱いの注意点
が異なるため、使う時にはどんな素材の鍋なのかを知っておくことは大切です。
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