鍋の臭い取り!洗ったはずのお鍋が臭い!?簡単な方法5選
皆さんが普段お使いのお鍋、毎回綺麗に洗っているつもりでも、いざ収納棚から取り出してみると「あれ、なんだか臭うぞ」という事ありませんか?
特にカレーなど香辛料の効いた料理は洗っても中々臭いが取り切れないと感じている方も多いのではないでしょうか。
また醤油で煮込んだ煮物料理やコンソメを使った料理でも、毎日使用していると実は臭い残りを感じる事があります。
今回は臭いが取れにくいお鍋の特徴と、その解決方法についてお話したいと思います。
臭いが付きやすい鍋の特徴
鍋の素材としては、鉄、ステンレス、アルミニウムなど様々です。また、ホーロー、テフロン、セラミック加工など、素材の表面を加工で覆っている物も数多く存在します。
一般的にホーロー鍋は金属鍋の表面にガラスを焼き付けてコーティングしているため、臭いが付きにくいと言われています。ステンレス製の物も丈夫で臭いが付きにくい傾向があります。
対しまして、テフロンのように素材が樹脂でできている物は比較的匂い移りがしやすいです。その理由として、テフロンは疎水性素材でできていることがあげられます。疎水性はその名の通り、水をよくはじきます。そのため、テフロン素材の鍋やフライパンは食材の大部分が水分という特徴から、食材がくっつきにくい反面、水に溶けにくいニオイ成分の様な疎水性の分子をテフロンは吸収してしまいます。疎水性の特徴を利用したニオイ分子の吸着は脱臭剤の活性炭にみられ、広く家庭で使われていますね。
特にカレーなど臭いの強い料理を作る際にはお鍋の素材にも目をむけてみましょう。
では中々匂いがとれない場合、その対処方法についていくつかご紹介していきますね。
鍋の臭い取り4選!
重曹を使う
ホーローや鉄鍋、ステンレス製鍋、テフロン・セラミック加工鍋にはまずアルカリ性である重曹を使って臭い取りをしましょう。
- 鍋に水を入れて大さじ2-3杯の重曹を入れましょう。
- 蓋をして火にかけ、10分程沸騰させたのち、火を止めて冷めるまで放置。
- お湯が冷めたら中性洗剤と水で軽く洗い流して完了。
ここでの注意点として、重曹は銅やアルミニウム製の鍋には使えない事。酸性状態の鍋の表面をアルカリ性に変える効果のある重曹は銅やアルミニウム鍋に使用すると、黒ずんでしまいますので注意してください。
重曹は100円ショップでも手軽に手に入り、今回の臭い消し以外にも焦げ付きをとったりとお掃除の使い道が色々あるので,小さい物を買ってみるといいですね。
酢+塩を使う
次に重曹の代わりにお酢を用いる方法をご紹介します。
特に重曹の使えない銅やアルミニウム製の鍋には重曹の代わりにお酢と塩を使って臭い取りをしましょう。
- 鍋に水を入れてお酢と塩を加える(‘水2Lに対してお酢・塩大さじ1が目安)
- 火にかけ、10分以上沸騰させたのち、火を止めてさめるまで放置。
- お湯が冷めたら中性洗剤と水で軽く洗い流して完了。
消臭効果のあるお酢ににおいを包み込む効果のある塩を合わせる事でより高い消臭効果を得ることができます。
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クエン酸(レモンの皮)を使う
酸性であるクエン酸にはアルカリ性の物を中和するという消臭効果があるので、食べ終わったレモンやミカンの皮を入れて沸騰させるだけで気になる臭いが除去できます。
- 鍋にたっぷりの水とレモンやミカンなど柑橘系の皮を入れる(2Lに対してレモン1個分の皮が目安)
- 火にかけて10分程沸騰させたのち、火を止めて冷めるまで放置。
- お湯がさめたら中性洗剤と水で軽く洗って完了。
柑橘系の皮を使用する方法のご紹介でしたが、重曹と同じく100円ショップでお掃除用にクエン酸パウダーが売っています。水2Lに対しクエン酸大さじ1の割合で煮立たせて使用しても効果があるのでお試し下さい。
お茶やコーヒーの出がらしを使う
お茶に含まれるカテキンには消臭効果があります。
また、コーヒー豆の表面には無数の小さな孔が空いており、さらにドリップのため砕く事により表面積が増します。これがにおいを吸着し、脱臭・消臭効果を発揮してくれるのです。
お茶はコーヒーを飲んだ後の出がらしは捨てずに是非活用しましょう。
- 匂い残りのする鍋にたっぷりの水とお茶っ葉、又はコーヒーの出がらしを入れてよく混ぜる。水2Lに対してお茶っ葉、コーヒーの出がらしは大さじ3が目安)
- 火にかけ、10分ほど沸騰させたら火をとめて冷めるまで放置。
- ザルを使ってお茶っ葉やコーヒーの出がらしを取り除き、中性洗剤と水で軽く洗い流しておしまいです。
この時わざわざ新しいお茶っ葉やコーヒー豆を用意する必要はなく、出がらしで問題ありません。これでも十分消臭効果が期待できます。またティーバックに入っているお茶っぱなら洗い流すときが楽ちんですね。
お家に必ずあるものを使った鍋の臭い取り方
以上、4つの臭い取りをお話しましたが、実は他にもいえに必ずある物で臭い取りをする方法があるのでご紹介します。
まずは牛乳です。牛乳も消臭に効果的な食品の一つといわれており、牛乳に含まれるタンパク質が臭いを包み込んで臭いをとりのぞいてくれる効果があるようです。方法は牛乳を臭いの気になる鍋に入れて煮立たせるだけ。沸騰させたあとの牛乳を捨ててしまうのがもったいないなという方は、ミルクスープやホットミルクとして味わってしまってもいいでしょう。そして牛乳で臭い取りをした後はしっかり中洗剤でタンパク質を洗い流してくださいね。
もうひとつ、アルコールでの消臭もおすすめです。方法は鍋を洗った後、アルコールを染み込ませたキッチンペーパーで拭き取るだけ。こうすると汚れだけでなく強い料理の臭いもしかりと取り除いてくれますよ。
鍋の臭い取りをする時の注意点とパッキンの臭い取り方法
鍋の臭い取りをする時の注意点
いくつかの臭い取りの方法をお伝えしてきました。中でも重曹はステンレス、鉄、ホーロー、テフロン、セラミック加工鍋には使用可能ですが、銅とアルミニウムの鍋にはご使用いただけません。これらに使用するとお鍋が黒ずんでしまうからです。万が一黒ずんでしまったら、クエン酸で煮立たせる事で黒ずみを取り除く事ができます。銅やアルミニウム鍋の臭い取りにはお酢やクエン酸、お茶っぱ・コーヒーの出がらしを使用してみましょう。
まずはひとつの方法で試して、満足のいく消臭ができなかった場合、別の方法も行なってみましょう。
パッキンの臭い取り方法
例えば圧力鍋などパッキンが付いている鍋蓋もありますね。もしパッキンの臭いが気になる場合は、熱湯にお酢又はクエン酸を溶かした物でパッキンをつけ置きします。お湯が冷めましたらパッキンを取り外して、臭い残りがないか確認してみてください。クエン酸やお酢の濃度に指定はないですが、目安としては200mlのお湯に対して小さじ1杯程度の比率でお試しください。
こまめなお手入れで鍋の清潔さを保とう
いかがでしたでしょうか。改めて、現在お手持ちのお鍋で臭いの気になる物はありますか?
臭いがとれないからとすぐに買い換えるのではなく、ご紹介したようにご家庭にあるもので簡単に臭い取りを行なう事ができます。
お鍋は毎日使うキッチン道具。使用頻度が多くなればなるほど、素材に限らずそれだけ匂い残りもしやすくなります。普段からしっかり洗うと共に、においが気になってきたタイミングで上記臭い取りを行なっていくことで、日々料理を気持ち良く行なう事ができます。
毎日使う調理器具だからこそこまめにお手入れを行ない清潔さを保ち、是非充実したキッチンライフをお送りください。
*こちらのページも参考に⇒無水調理鍋のお手入れ方法とは?アルミやステンレス等素材ごとのお手入れも解説! – FlapLuck
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